中国の旅5(黄龍)

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5日目(7月8日)
今日は憧れの黄龍
人間瑶地・黄龍大自然が数億年かけて作り上げた奇観である。「人間瑶地(この世の仙境)」と言われ、白や黄色の石灰岩から成る3,000以上の棚田状の池が連なっている。標高3,198〜3,650mの高所にあるが道は桟道で整備され、その両側に蓮の葉のような形の池が続いている。黄龍の名前の通り、黄色い龍が山を駆け上がるように見える。
      (現地で購入した、四川省観光 「蜀の風情」より)
ホテルを出発し川主寺で休憩のあと、バスは山道を登っていく。
車窓に岷山山脈の主峰、雪宝頂山(5,588m)の裾野が広がっていき、沿道の斜面に黄色やピンク、白色の高山植物が咲き乱れその数もだんだん多くなってきました。
4,100mの峠で車を止めてひとやすみ。岷山山脈が周りを取り囲んでおり、晴れていると前方に雪をかぶった雪峰山(5,588m)が見える・・・・とガイドの説明。 今日はあいにくだ。
下車すると、ひんやりした空気が全身を包み、そこは色とりどりの花畑。赤、白、青、黄色、ピンクなど…。少しばかり興奮して、思わず走りそうになり、「高山病になるからゆっくりね・・・・・」とガイドの注意にはっとわれにかえる(^^;)
嬉しいニュース  四姑娘山で会うはずだったブルーポピー・・・・・あきらめていたのに・・・・・・ここであうことが出来ました・・・・・感激!
黄龍の玄関口に到着すると、我々は、3,600mまでロープウェイを利用して登ります。それにしても観光客の多いこと!! 人人人の波です。
ロープウェイ降り場から、携帯酸素を片手に、高山病を気にしながらのハイキングです。青々とした森の中の桟道を歩きます。ここでもたくさんのお花が見られ、写真を撮りながらの楽しいハイキングです。
途中、早くも酸素ボンベを吸う人や、担架に担がれて下ってくる人に遭遇。ちょっぴり不安。大きく呼吸をしながら、娘が送ってくれた、食べる酸素をポリポリかじりながら進む。
1時間程あるき森を抜けると目の前に山が現れ、木道が頂上へと続いている。この山の頂上にある一番の見所『五彩池』を目指して、きつい坂を登る。(30分)この坂が一番つらかった。

黄龍寺到着(明の時代に創建された仏教のお寺)寺内も拝観してみたいけれど、裏手には 「この世のものとは思えない景観」 とまでいわれる五彩池が控えています。まずは、そちらへ。ガイドさんの指示どおりに左へと進むと 見えてきましたぁ・・・・・五彩池

黄金色の岩肌が包み込んだ池は、エメラルド色の水を満々と湛えて怪しいまでに美しい。
棚田のように段々と石灰の棚が連なる不思議な景色はまさに圧巻。
あふれるばかりの人混みで、写真撮影もままならぬので、ぐるっと一周し、展望台へ・・・・・上から眺める五彩池もまたまた素晴らしい!!!
思いっきり堪能した後、名残おしくも下山


ロープウェイからの桟道との分岐点で、添乗員の木村さんがお出迎え・・・・・元気のパワーをもらい前へと進みます。
次に現れたのはエメラルドの水がひときわ美しい                   争艶彩池
背後の山々の緑と池の水色が絶妙のコントラストを描いている。 名前の通り美を競い合っているかのような美しさだ。







ここらで、ほっと一息つき、ベンチに座り行き交う人々を眺めながら、ホテルで作ってもらったサンドイッチのお弁当をひろげ昼食。 美味しかった〜〜・・・・・  至福のひととき・・・・・
と 目の前に、女性のボッカさん・・・・大きな荷物を背負って下から登ってきたらしく、ぜえぜえとあえぎながら小休止、なかなか出発しない様子に、思わず持っていた飴をプレゼント。にっこりと笑顔が美しい


次から次へと現れる湖沼群。写真だけは撮していますが・・・・・
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娑夢映彩地                              明鏡倒映池

急に空模様が怪しくなり、雨がぽつぽつ・・・・・
あわててカッパをはおり、また前へと進みます。しっとりと濡れた風情は、これはこれで情緒があり、またきれい。



← 洗身洞 
谷の下流に位置する高さ7mの滝。凹凸のある黄色の岩肌が美しい。





飛瀑龍輝
上流から緩やかに流れる水が岩の斜面を伝って流れ落ち、滝を形成している。斜面が滑らかでないため水が至る所に飛び散る姿は美しい。


雨もあがり、樹林に囲まれた遊歩道を進むと、やがて目の前が開け、石灰華の段丘に棚田状の池が幾重にも連なり、幻想的な風景を作っている、迎賓彩池
透き通ったエメラルドグリーンの、水の美しさに目を見張る。 次は一路集合場所へ ・・・・・
すでに10人位到着していた。最後の人が来るまでみんなで話をしながら、使わなかった酸素を吸ったりしながらゆっくりと時間をつぶす。

高山病にもならなく、美しい景色を堪能し、無事踏破できうれしさいっぱい(^o^) 素晴らしい景色に出会え感謝!  そして、全員無事に到着し、今宵の宿 川主寺へ
黄龍の花