ペルー(9)

8日目(5月21日)
イカのホテルはコテージ風で遊歩道やプールなどもあり、のんびりとリゾート気分です。
さわやかな朝の光の中、散歩も楽しむことができました。セスナの時間の都合で、プールで遊ぶ時間があるかも・・・・・と水着も持参するようにとのことでしたが、まずイカ空港へ出発することになりました。


 到着するとはじめに、地上絵についての説明とビデオの鑑賞
                            お勉強で〜す

学術的発見として世界にナスカの地上絵を公表したのは、1939年、ペルー海岸地方の古代灌漑施設を研究していたアメリカ・ロングアイランド大学の考古学者ポール・コソックです。
ナスカの地上絵は、今もって解明されていない謎が数多く存在しており、未だに正しい説明はないとのこと。現在、知られている地上絵の解釈は、代表的なもので
     天体観測によってナスカ人が考え出した星座を表現したと言う説
     土着信仰に基づく、精霊や神格化された動物を表現したと言う説
     UFOが飛来する際に標識とした説

太陽の暦、および天体観測台として使われたという説が有力のようです。
地上絵の研究にいち早く着手し、ペルーの人々に「大平原の母」と呼ばれ、尊敬の念を集めているのがポール・コソックの元で研究を始めたドイツ人のマリア・ライヘさん(1903−1998)です。20代の後半にペルーへ渡り地上絵に出会い、数学の知識を生かして測量を始め、すべての財産を地上絵に捧げたマリアさんの献身的な努力があって今の地上絵があるのです。


セスナのフライトが、11:30からということで待ち時間を利用して、希望者はサンドバギーの体験ができますよ〜〜とのこと       はい はぁ〜い と手をあげて にっこり参加です(^o^) 添乗員も含め8人です。
   
どこまでも続く砂漠の山や谷を爆走してアップダウンの中を キャー キャーと スリル満点で痛快そのもの!     1時間の楽しい冒険です。  でも でも スノーボードで(写真下中央)砂山を滑り降りるのは、怖いので見てるだけ・・・・
  




いよいよ待望の地上絵へのフライトです。
地上絵の上まで20分  地上絵上空30分  帰り20分 合計1時間強です。





 揺れるので酔い止めの薬も飲んで・・・・・   しゅっぱ〜つ!     
         

しばらくすると、セスナは機体を大きく傾ける。はじめの地上絵は三角形。パイロットが日本語で「ココココ、ハネノシタ」
図形だし、まだ「絵」という感じはしなかったのだけれど、次に宇宙人、茶色い小山の斜面に描かれたそれは、はっきりと「地上絵」だ!

カンゲキ       \(◎o◎)/
セスナはそれぞれの地上絵の上に来ると、「アレ、アレ コレ、コレ ハネノシタ」などと片言の日本語で教えてくれる。左、右に機体を傾けて、どちらの座席からも良く見える様に飛んでくれる。酔いはしないかと心配したけれど、意外と安定した飛行で、安心して窓外に釘付けでした。


サル、ハチドリ、クモ、コンドル・・・写真でしか見た事のない地上絵が続々と現れる。
      
  
           
どこまでも続くまっすぐな直線や三角形などの幾何学模様、一筆書きしたような動物など空からしか確認できない地上絵を満喫しました。この感激、このスケールの大きさを写真に残そうと思い、目で確認してからシャッターを押そうと思うと、シャッターチャンスが遅れて、おまけに見失なってしまいそうで・・・・・なかなか良い写真は写せません。想像以上の神秘さ一杯の地上絵ですが、写真にはうまく残こせません。
ナスカおよびフマナ地上絵概略図
       


あたりにひろがる地上絵を一通り巡った後、セスナはイカへと無事帰着。今日の飛行記念に飛行証明書を頂き、パイロットさまと一緒に記念撮影もしていただきました(^o^)
そして、ホテルに戻り、テラスでゴージャスなランチバイキング。青空の下 満足さも倍増して、美味し〜い
ランチの後は、部屋から荷物を取り出し、昨日とおなじパンアメリカンハイウェーに乗り、夕焼けを見ながら、満月を仰ぎながら長距離バスでリマへと向かいました。